ウエルスアドバイザーアナリストが見る、注目の新NISAファンド成長投資枠特集 ウエルスアドバイザーアナリストが見る、注目の新NISAファンド成長投資枠特集

1、5、10年トータルリターンはカテゴリー内トップ、5年、10年は全評価ファンド中トップ

 「野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)」(以下、当ファンド)は、「野村世界業種別投資シリーズ」の中の1本で、日本を含む世界の半導体関連企業(半導体、半導体関連製品、及び半導体製造装置の製造・販売を行う企業)の株式を主要投資対象とするファンドである。シリーズには当ファンドのほか、『世界金融株投資』、『世界資源株投資』、『世界ヘルスケア株投資』がある。

 2023年10月末時点のトータルリターンは、過去1年間55.67%、3年間(年率)が32.52%、5年間(同)が30.08%、10年間(同)が23.25%となった。ウエルスアドバイザーのカテゴリー「国際株式・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」平均に対しては、順に49.86%、19.24%、19.17%、14.76%と大幅に上回った。1年間はカテゴリー内355本中でトップ、5年間も同194本中トップ、10年間も同92本中トップとなった(図表1)。高いリターンはカテゴリー内に留まらず、5年間はウエルスアドバイザーが評価対象とする国内公募追加型株式投信(確定拠出年金専用、ファンドラップ専用、ETF含む)のうち5年以上の運用実績を有する全4,121本の中でもトップ、10年間も10年以上の運用実績を有する国内全ファンド2,404本中トップである。ベンチマークに対しては、1年間で3.12%、3年間で1.75%上回った。

図表1:期間別トータルリターン

図表1:期間別トータルリターン
  • ※カテゴリー:国際株式・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)
    ※2023年10月末時点
    出所:ウエルスアドバイザー作成

 当ファンドの2023年10月末時点のポートフォリオを見ると、組入銘柄数は23銘柄である。カテゴリー内アクティブファンドの純資産残高上位3ファンド平均の41銘柄、同5ファンド平均の122銘柄と比べて、当ファンドはより少ない銘柄数での保有となっている。国・地域別投資比率上位は、アメリカ80.0%、台湾8.5%、オランダ7.1%とアメリカの比率が高い。組入比率上位3銘柄は、米『エヌビディア』27.7%、米『ブロードコム』12.2%、台湾『台湾セミコンダクター』8.2%といった業界をリードする世界的企業が並んでいる。高いリターンの獲得は、半導体業界をけん引する企業への投資が奏功した結果と考えられる。

10年トータルリターンは全51カ月で2ケタのプラスリターンを獲得、カテゴリー平均も上回る

 10年トータルリターンの推移(ローリングリターン、年率)を見ると、2019年8月末~2023年10月末までの全51カ月で10%以上の2ケタのプラスリターンを獲得した。カテゴリー平均も全51カ月で上回っており、うち、2023年10月末までの33カ月連続を含む36カ月で10%以上上回った。10年トータルリターンの推移は、各月末時点における過去10年間のトータルリターンの推移を確認したものである。2019年8月末の10年トータルリターンは当ファンド設定月の2009年8月末に購入した場合の10年間のトータルリターンを表す。投資家は当ファンドを設定後いつ購入しても、10年間保有すれば2ケタのプラスのトータルリターンを享受できたことになる(図表2)。

図表2:10年トータルリターンの推移

図表2:10年トータルリターンの推移
  • ※カテゴリー:国際株式・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)
    ※期間:2019年8月~2023年10月(月次)
    ※2019年8月は2009年8月末に投資した場合の10年間のトータルリターンを表す
    出所:ウエルスアドバイザー作成

レーティングは78カ月連続で5ツ星継続中、国内全アクティブファンドで2番目の長さ

 ウエルスアドバイザーのレーティングの推移を見ると、当ファンドは2023年10月末時点において78カ月連続で最上位の5ツ星を獲得している(図表3)。レーティングは基本的に、運用期間3年以上のファンドを対象に、リスクを加味したリターンがその属するカテゴリー内でどの水準にあるのかを5段階で示したものである。最上位の5ツ星は、当該ファンドのリスクに対するリターンがカテゴリー内で相対的に最も優れていることを表す。当ファンドは2012年8月から付与されている。

 当ファンドの5ツ星の連続期間78カ月は、カテゴリー「国際株式・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」内でトップであるほか、同月末時点でレーティングが付与されている国内全ファンド(確定拠出年金専用、ファンドラップ専用、ETF含む)4,508本の中で第5位、国内全アクティブファンド(国内全ファンドのうち投資信託協会区分でアクティブであるファンド)3,588本の中で第2位の長期記録である。当ファンドが長期にわたって、リスクに対して魅力的なリターンを獲得してきたことがわかる。

図表3:レーティングの推移

図表3:レーティングの推移
  • ※期間:2012年8月(当ファンドへのレーティング付与開始月)~2023年10月(月次)
    出所:ウエルスアドバイザー作成

 半導体は、自動車やデジタル機器など幅広い産業に欠かせない「産業のコメ」とも呼ばれる。今後はその用途がさらに多様化していくと見られ、長期的な成長が見込まれる分野である。これまで半導体市場の成長に投資して長期的に優れたパフォーマンスを獲得し、これからも長期的な半導体市場の成長を捉えていくと期待できることから、当ファンドは新しいNISAにおける成長投資枠での有力な投資先候補となり得よう。

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