「野村インデックスファンド・米国株式配当貴族(愛称:Funds-i フォーカス 米国株式配当貴族)」(以下、当ファンド)は、マザーファンドへの投資を通じて実質的に、「S&P500配当貴族指数(配当込み・円換算ベース)」の動きに連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。
「S&P500配当貴族指数」は原則として、米国の「S&P500指数」の構成銘柄のうち、25年以上連続で増配している銘柄から構成される米国の株価指数である。30年前の1993年10月末を起点として「S&P500配当貴族指数」と「S&P500指数」(いずれも配当込み、米ドルベース)の累積リターンを見ると、前者は2023年10月末時点で23倍超となっており、後者の約16倍を大幅に上回っている(図表1)。
図表1:「S&P500配当貴族指数」と「S&P500指数」の累積リターンの推移
「S&P500配当貴族指数」のセクター別組入比率を見ると、食品や飲料など景気動向による影響を受けにくい企業から構成される「生活必需品」が23.4%と約4分の1を占めてトップとなった。「S&P500指数」の同セクターの組入比率は6.6%に留まる。一方で、「S&P500指数」において28.1%の比率で組入トップとなった「情報技術」は、「S&P500配当貴族指数」では3.5%に留まる。「S&P500配当貴族指数」は「S&P500指数」に比べて、景気動向の影響を受けづらい側面があると言える。
当ファンドの2023年10月末時点の過去5年間のトータルリターン(年率)は14.11%とカテゴリー「国際株式・北米(為替ヘッジなし)」平均を1.98%上回り、カテゴリー内上位32%(188本中59位)となった。また、カテゴリー内でファンド名に「配当」を含む「配当株ファンド」の平均を2.71%上回り、上位13%(24本中3位)となった。
当ファンドの2018年~2022年までの暦年のトータルリターンを見ると、5年間のうち2020年を除く4年間でカテゴリー平均を上回る結果となり、相場が下落局面であった2年間(2018年、2022年)はいずれもカテゴリー平均を上回った。景気動向の影響を受けづらく、配当収入の支えもあって下落局面に強いベンチマークと同様、当ファンドも下値抵抗力の強さを発揮しており、評価できる。上昇局面においても、3年間のうち2年間でカテゴリー平均を上回っている(図表2)。
図表2:暦年のトータルリターンの推移
当ファンドの信託報酬等(税込み)は年率0.55%でカテゴリー平均、カテゴリー内「配当株ファンド」平均をいずれも0.75%下回っている。信託財産留保額は、カテゴリー平均とカテゴリー内「配当株ファンド」平均の0.06%に対して、0.10%となっている(図表3)。
図表3:コスト
当ファンドは2023年10月末現在、S&P500配当貴族指数を対象指数とするファンドとして唯一のつみたてNISA対象ファンドであり、新しいNISAにおいては成長投資枠ファンドにもなる予定である。相場下落局面に強みを発揮する特性は、新NISAにおいて、長期的に安定した運用を求める投資家にとって有力な選択肢になると考える。
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