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投資信託講座

あなたの老後をイメージしましょう

 老後資金が足りない!あなたならどうしますか?

■ サラリーマンはリスクを取りたくても、とれない?


 では、どうすれば利回りを高めて資産を増やすことができるでしょうか?株式は確かに大きく上昇し、短期間で資産を増やす魅力がありますが、同じくらいの確率で大きく資産を減らしてしまう場合もあります。誰でも大事な老後資金のために過度なリスクをとりたくないのが普通でしょう。「リスクはとりたくないが、資産は増やしたい」――これではまた、振り出しに戻ってしまいます。

 金融広報中央委員会「平成25年 家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]」によると、日本人のどの年代を見ても、収益性のある金融商品を選択する人は概ね10〜15%前後しかいません(図1−14)。日本人の貯蓄残高をみると、40歳代で平均1,000万円を超えています。ただ、同時に平均1,000万円という、貯蓄と同じぐらいの負債もかかえているのです(図1−15)。その負債額は年収よりも多く、負債の大半が住宅ローンだと推測されます。これでは、なかなかリスクは取れません。(リスクについては後ほど詳しく説明します)。

(図1-14)金融商品の選択基準 〜年齢階級別〜


図1-14

ここでいう年齢とは、「主に家計を支えている者」の年齢を指す。金融資産を保有していない世帯も含む
出所:金融広報中央委員会「平成25年 家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]」



(図1-15)世帯主の年齢階級別にみた貯蓄・負債現在高(二人以上の世帯)


図1-15

出所:総務省「平成25年 家計調査報告 貯蓄・負債編」