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投資信託講座

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■ 株式の運用だけで本当に大丈夫?


 預貯金だけの運用では不可能な目標利回りを、株式や投資信託で、本当に実現できるでしょうか。いくらかのリスクさえとれば、それなりの収益(リターン)が約束されるのでしょうか。

 例えば、日本株式の平均的な株価の指標といえる日経平均株価は、2003年末から2013年末までの10年(図1−12)で見ると10,000円前後から16,000円前後へ約6,000円、60%ほどプラスとなっています。またこの間は、2007年から2009年にかけて大きく下落しましたが、逆に2004年から2007年までの期間と、2012年から2013年にかけては大きく上昇しています。この大幅な上昇、下落の期間はわずか2〜3年の間であり、値幅にして約8,000円以上も大幅に上下しているのです(図1−12)。また、日経平均株価の年間の騰落率(図1−13)をみても、同期間の上昇、下落の落差は大きくなっており、2013年には年間で60%近く上昇したのに対して、2008年には40%以上下落しています。

 もし、日経平均株価と連動するような投信を、2008年頃に買って2013年頃まで保有していれば、資産は8割増加していることになります。ただ、これは結果としてこのような値動きになっただけであり、事前にこの動きを知ることは当然出来ませんし、そうした値動きを予想して収益を得ようとしても、必ずしもうまくいくとは限りません。

 株式は大きな上昇の半面、大きな下落の可能性もやはり高いといえます。特に日本の株式相場は、ここ数年を見ただけでも大きくマイナスとなる時期があり(チャートの谷底を見てください)、資産をかなり減らす可能性があったのも事実です。株式がハイリスク・ハイリターンの金融商品であることがこれでお分かりになると思います。

(図1-12)日経平均株価の最近10年間のチャート(2003年年末から2013年末)


図1-12


(図1-13)日経平均株価の過去10年間の年間騰落率


図1-13

提供:ウエルスアドバイザー