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投資信託講座

あなたの老後をイメージしましょう

 あなたの老後資金は足りますか?

■ 知らないから不安? 知っているから不安?

 金融広報中央委員会の「令和元年 家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]」の「老後の生活への心配について」では、もっとも心配な理由のトップが「年金や保険が十分ではないから」、次に多いのが「十分な金融資産がないから」となっており、約7割の人が老後の財源の不足を上げています(図1−3)。

 特に男性で昭和36年4月2日以降に生まれた人、女性で昭和41年4月2日以降に生まれた人は65歳にならなければ年金がもらえないことがすでに決まっています(図1−4)。これは、今後、定年を迎える50代以降の人たちにとっては、かなり現実的な不安です。自分がもらえる年金受給額はすでにほとんどの人が把握しており、かつ自分の貯蓄や保険額を鑑みた上で、大半の人は老後が不安でたまらないのです。その理由は、公的年金だけでは、明らかに収入が足りないからです。

 近年では、確定拠出年金や2018年から始まった「つみたてNISA」などの、税制優遇を上手に活用して、「公的年金では足りない分の資産形成を私的に行い将来に備えなければいけない」という考えが広まりつつあるようです。

(図1-3)老後の生活を心配している理由

図1-3

複数回答。
出所:金融広報中央委員会「令和元年 家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]」

(図1-4)年金受給パターン

図1-4

出所:各種資料よりウエルスアドバイザーが作成