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2024-04-11 16:00:00.0
2024-04-11 16:00:00.0
東証が9日に発表した5日時点の信用取引残高(2市場)は、買い残が2006年7月以来の水準まで積み上がった。一方で売り残は大幅に減少し、取組が悪化した。
買い残は前週比2690億円増の4兆5733億円となり、06年7月2週(4兆6289億円)に迫った。増加幅も13年4月2週(3001億円)以来の大きさ。この週は市場全体が調整したが、個人の強気姿勢は崩れなかった。
売り残は792億円減の7591億円。株価下落を受けて、売り方の利益確定やヘッジ売りの解消が進み、4カ月ぶりの低水準となった。また、日経平均株価と逆向きに動くETF(上場投資信託)のNEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信(日経ダブルI)<1357.T>も買い残が大幅に減少した。
個別銘柄では、東京電力ホールディングス<9501.T>の信用倍率(株数ベース)が2.95倍から2.69倍に低下した。楽天グループ<4755.T>も3.17倍から3.08倍に改善した。このほか、3月に新たに上場したETN(上場投資証券)「半導体フォーカス 日本株(ネットリターン)ETN」(半導体ETN)<163A.T>は、買い残がまだ低水準ながら増加している。
提供:ウエルスアドバイザー社
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2024-02-08 16:00:00.0
2024-02-08 16:00:00.0
東証が6日に発表した2日時点の信用取引残高(2市場)は、買い残が3週連続で増加し、昨年12月以来の高水準となった。一方、個別銘柄では、ウエルシアホールディングス<3141.T>、アダストリア<2685.T>などの信用倍率の改善が目立った。
市場全体の買い残は前週比1064億円増の3兆8184億円。再び昨年12月2週の直近ピーク(3兆9839億円)に迫っている。売り残は50億円増の8858億円となり、信用倍率は4.31倍(前週4.21倍)に悪化した。
一方、日経平均株価と反対に動くNEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信(日経ダブルI)<1357.T>の買い残は、3週ぶりに増加した。
個別株ではウエルシアHの信用倍率(株数ベース)が2.03倍から0.65倍に低下し売り長に転じた。決算発表をきっかけに大きく調整した株価は、足元で戻り歩調に転じている。売り残が105.9万株(前週比52.6万株増)とおよそ1年ぶりの規模に膨らみ、踏み上げの様相がみられる。
アダストリアの信用倍率は0.78倍から0.41倍に低下し、売り長の度合いを深めた。売り残が前週比24.0万株増の60.4万株と5週連続で拡大した。このほか、KLab<3656.T>は5.72倍から2.78倍に低下した。トヨタ自動車<7203.T>は3.39倍から3.09倍に改善した。
提供:ウエルスアドバイザー社