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2023年の市況

 2023年は、インフレ抑制のため、FRB(米連邦準備制度理事会)やECB(欧州中央銀行)が利上げを行い、政策金利が高い水準を維持した年となりました。こうした金融引き締めにより、実体経済を表す多くの経済指標は弱いものが相次いでおり、リセッション(景気後退)入りにも警戒が広がる中、米国ではFRBの政策金利は上限に達し、2024年には利下げ局面に入るとの見方も広がっています。

2023年の日経平均株価の推移

2023年の日経平均株価の推移

出所:ウエルスアドバイザー作成

 世界の株式市場は堅調に推移し、米国ではNYダウが史上最高値を更新、日本でも日経平均株価がバブル後の最高値を更新するなど、好調に推移しました。

2023年のドル・円の推移

2023年のドル・円の推移

出所:ウエルスアドバイザー作成

 一方、日米の金利差の行方から、ドル高・円安が進行した後、年末にかけては一気にドル安・円高方向に進むなど、ボラティリティの高い年となりました。

2023年国内ファンドの純資金流出入額の推移

2023年国内ファンドの純資金流出入額の推移

※国内公募追加型株式投信(ETF等除く)
※期間:2023年1月〜11月(月次)
出所:ウエルスアドバイザー作成

 こうした中で、日本国内の投資信託市場には資金が順調に流入しました、株価が大きく上昇した春先や11月は、株価が大幅に上昇する局面で利益確定売りなどがみられ、流入額が大幅に減少、もしくは流出する月も見られましたが、10月には1兆円を超える純資金が流入するなど総じて堅調となりました。

2023年大分類別の純資金流出入

2023年大分類別の純資金流出入

※国内公募追加型株式投信(ETF等除く)
※ウエルスアドバイザーの大分類別に集計
※2023年1月〜11月までの累計値
出所:ウエルスアドバイザー作成

 米国を中心とした国際株式への人気は根強く、3.7兆円の大幅な流入超、外国債券や国内株式も人気となりました。

資産別騰落率

資産別騰落率

※国内株式=TOPIX(東証株価指数)、米国株式=S&P500(円ベース)、新興国株式=MSCI エマージング・マーケット・インデックス(円ベース)、国内債券=NOMURA-BPI総合、米国債券=ブルームバーグ米国総合債券インデックス(円ベース)、新興国債券=JPモルガンEMBIグローバル・ディバーシファイド(円ベース)、金=NY金先物(円ベース)、原油=WTI原油先物(円ベース)
※2023年11月末時点の年初来騰落率
出所:ウエルスアドバイザー作成

 次に各資産のパフォーマンスを見てみると国内外の株式が好調に推移。外債も堅調となりました。また、金価格の上昇も目立ちました。

2023年大分類別のリターン

2023年大分類別のリターン

※ウエルスアドバイザーの大分類に基づく
※2023年11月末時点
出所:ウエルスアドバイザー作成

 各資産共に概ね堅調に推移したこともあり、国内の投資信託の純資産残高は順調に伸び、ETFを除いたベースで100兆円を上回る規模となっています。

2023年国内ファンドの純資産残高推移

2023年国内ファンドの純資産残高推移

※国内公募追加型株式投信(ETF等除く)
※期間:2022年12月〜2023年11月(月次)
出所:ウエルスアドバイザー作成

主催
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当資料は、ウエルスアドバイザーが作成した資料であり、金融商品取引法に基づく開示資料ではありません。

”-Wealth Advisor-"新NISA成長投資枠"WA優秀ファンド賞”は過去の情報に基づくものであり、将来のパフォーマンスを保証するものではありません。また、ウエルスアドバイザーが信頼できると判断したデータにより評価しましたが、その正確性、完全性等について保証するものではありません。著作権等の知的所有権その他一切の権利はウエルスアドバイザー株式会社に帰属し、許可なく複製、転載、引用することを禁じます。

当賞は、投資信託分野における評価として、2023年12月現在において「成長投資枠」に登録がされている国内公募追加型株式投資信託(ETF除く)1,816本の中から、アクティブファンドに限定した1,312本を、独自の分析に基づいた評価により、中長期の資産運用にふさわしいとウエルスアドバイザーが判断したものです。投資信託は、販売会社がお申込みの取扱いを行い、委託会社が運用を行います。投資信託は株式や債券など、価格変動性のある有価証券に投資するため、元本割れの恐れや価格変動の要因となる様々なリスクがあるほか、購入・運用・解約時に所定の手数料や費用などがかかります。これらのリスクや手数料・費用は各投資信託によって異なりますので、商品の購入をご検討の際は当該商品の投資信託説明書(交付目論見書)、契約締結前交付書面等(目論見書補完書面を含む)を十分にご理解し、ご自身の判断でご購入ください。

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