ピクテ・ジャパンが新たに提供する「新興国ポラリス」の魅力、新興国投資においてアクティブ運用の重要な理由 ピクテ・ジャパンが新たに提供する「新興国ポラリス」の魅力、新興国投資においてアクティブ運用の重要な理由

掲載期間:2023年10月5日~2024年2月29日

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スイスのプライベートバンクを源流として200年以上にもわたる歴史のあるピクテより、2024年1月から始まる新しいNISAの成長投資枠としても投資可能な新興国ファンド「ピクテ新興国ゴールデン・リスクプレミアム・ファンド(愛称:新興国ポラリス)」を9月29日に新規設定した。同社代表取締役社長の萩野琢英氏にこれからの新興国投資の魅力、そして当ファンドにおける投資手法について、ウエルスアドバイザーの代表取締役社長の朝倉智也が聞いた。

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新興国株式の本来の魅力とは?

朝倉:
今、日本の投資家は、米国株式への投資に力を入れていますが、なぜここで新興国なのでしょうか?
萩野氏:
私どもは、投資信託を投資家に紹介する一つのポリシーとして、「5年先を見据える」というやり方をしています。「今、このマーケットが面白いですよ」とお話ししてから、大体2年間くらいは資産を積み上げていただく期間と想定し、その後の3年のパフォーマンスを提供できるという考えです。そうすると新興国というのは、今は人気ではないのですが、すごくバリュエーションの面で安いんです。安いときにしっかりポートフォリオに入れていくことがピクテの200年以上の経験の王道です。
朝倉:
どうしても日本の投資家は上がっているものに目がいくので、なかなか安いものに目がいかないですよね。
萩野氏:
本当にバリューエーションが安いところがどこなのか、かつ、間違った安さなのか、本物の安さかを見極めた時に、ピクテの経験でいくと、今は「新興国」が本当に安いという考えです。
朝倉:
新興国といっても幅広く、人口の多い中国とかインドから始まって、東南アジアとか、いろいろなところを新興国といいますが、新興国の中でもいいところを見つけて、ピックアップをして投資をするというスタンスですね。
萩野氏:
そうです。新興国のマーケットは、この2~3年、米中の対立、あるいは、ロシアによるウクライナ侵攻等、国対国の対立が起きることで、その国を買っていいのかいけないのかということが、非常に重要な時代になってきました。例えば、ロシア株、中国株は実は、この2年間は避けたほうがよかった投資対象だったのです。けれども、インデックス投資では、必ず中国もロシアも構成銘柄に入っています。
萩野 琢英氏

ピクテ・ジャパン株式会社
代表取締役社長
萩野 琢英

朝倉:
そうですね。しかも、中国の比率は高いですよね。
萩野氏:
新興国株インデックスのパフォーマンスだけを見るとパフォーマンスが悪く見えるのですが、実は、インデックスの構成国から中国とロシアを外すとパフォーマンスは悪くはないのです。
ですから、アクティブに国をセレクトするということが重要になっています。これは、1~2年の話ではなく、米中対立、あるいは、分断の時代を考えると、今後5年、10年、20年単位で続くことなので、国をセレクトするということが非常に重要な時代になってきていると思います。
朝倉:
新興国というのはいろいろな課題、問題がありますから、やはり、アクティブにセレクトしていくことが大事なのでしょう。しかし、日本の個人投資家は、どうしてもコストが安いインデックスファンドにいってしまう。中国を中心として新興国株インデックスのパフォーマンスが良くないから、米国を中心としてという考え方になってしまったのでしょうけれども、そうではなくて、新興国には魅力的なところがあるということですよね。
萩野氏:
魅力的な安い株が出てきています。どれくらい安いかというと、今のバリュエーションで、例えば、高配当の株のポートフォリオを構築しようとすると平均のPER(株価収益率)が5~6倍でポートフォリオができます。
今、先進国の株はPERが18倍、20倍になります。成長株で言うと30倍くらいまできています。それと比較すると5分の1、あるいは、6分の1くらいの水準なのです。

「新興国ポラリス」で金に投資する意味

朝倉 智也

ウエルスアドバイザー株式会社
代表取締役社長
朝倉 智也

朝倉:
それは、なかなか個人の投資家は分かりませんので、投資信託の魅力というか、そこにアクティブでセレクトして投資をする魅力があると思います。
今回新たに設定されたファンドは、ゴールデン・リスクプレミアム・ファンドと、本当に名前が良くて、しかも、新興国が付いています。実は、「ピクテ・ゴールデン・リスクプレミアム・ファンド 愛称:ポラリス」は既に2020年に設定されて、非常にバランスの良いポートフォリオで、パフォーマンスもいいファンドです。今回はそのファンドの新興国版ですね。
もう一つの特徴は、金だと思うのですけれども、金の比率も前出の「ポラリス」では4割くらい組み入れられていますが、この「新興国ポラリス」にも、やはり金が4割くらい入ってくるのでしょうか?
萩野氏:
そうです。取ったリスク以上のプレミアム感があるかどうか、要は、それだけ期待されるリターンの可能性があるかどうかを追い求めていくということが「リスクプレミアム」なのですが、それで考えると、今は株が4割、金が4割、債券2割くらいの配分になっています。
萩野氏:
なぜ金なのかというと、金利が安いからなのです。そして、通貨の供給量がかなり増大した過去10年間だったからです。金は年間に大体2~3%くらい産出されるのですが、円も、ドルも、年に10%以上供給されました。そうすると需給で考えると金の方が断然いいということになります。債券は国の財政が赤字でリスクが高まっています。金と債券のどちらが有利なのと考えると、金になります。
その発想に基づいてダイナミックにポートフォリオを作ったのが「ポラリス」で、株と金を4割・4割で組み込んでいるにもかかわらず、結構安定したパフォーマンスを提供できていると思います。それを今回、新興国でご提供します。
朝倉:
なるほど。今の「ポラリス」と、今度設定された「新興国ポラリス」を両方組み合わせてポートフォリオとして持ってもいいのでしょうか?
萩野氏:
分散投資効果はあります。新興国の成長性の方が高いでしょうし、今は新興国の方が割安なんです。
朝倉:
今、日本の投資信託の全体の構造を見ると圧倒的に米国を中心とした世界の株式、しかも、新興国が入ってもインデックス中心で、中国中心なので、そういう今人気のあるファンドと分散をして持っていただくのにも適しているということですね。
萩野氏:
そうです。米株ですと米ドルを持っていますよね。例えば、今回の「新興国ポラリス」に投資すると、4割が金に分散投資を行って、あとの4割は新興国の現地通貨と米ドルに分散されたものになります。このように通貨分散が行えるということが大きいと思います。
朝倉:
なるほど。通貨分散は重要ですよね。日本の方はずっと円を後生大事に持っていますが、円の価値はどんどん、対ドルに対してもそうですし、世界の通貨に対しても実質、実効為替レートも五十数年ぶりの安値になっています。通貨分散は大事ですよね。
萩野氏:
ものすごく重要な時代になってきています。
朝倉:
ドルも、円も、両方下がってしまう可能性もありますよね。
萩野氏:
ドルは今強いのですけれども、ドル自身も将来安くなるリスクをピクテは見ています。円は日銀の政策、あるいは、国の政策が変わらない限り、円安プレッシャーはずっと続きます。国が財政赤字を出し、日銀はその財政赤字に対して紙幣を印刷して国債を購入することによってカバーしています。これは普通の経済運営ではないので、通貨にひずみがでます。今の円安というのは一過性ではなく、この政策を変えない限りは本当にもっと円安になるリスクがあると思います。
一方で、ドルは使われなくなり始めるリスクがあります。例えば、今グローバルサウスといわれますけれども、ブラジル、インド、さまざまな国々で、彼らが自立しようとし始めているのです。
アメリカの支配からも中立、中国からも中立という考え方をとり始めて、その結果どういうことが起きているかというと、今までは、資源とか原油とか、基本は全部ドルで取引していたのが、ドルではなくてお互いの現地通貨で、例えば、中国とブラジルでそれぞれ自分たちの通貨交換をしましょうという時代になってきて、ドルが使われなくなってきています。これは、ドルの余剰を引き起こしてくるので、どこかでドルが安くなるリスクがあると考えています。
朝倉:
そう考えると対ドルに対して金が強いので、金の魅力が出てきますね。加えて、構造的にインフレ気味になっていくのではないかと思うのですけれども、そうすると金の魅力がまたさらに生きてきますね。
萩野 琢英氏

ピクテ・ジャパン株式会社
代表取締役社長
萩野 琢英

萩野氏:
そうですね。インフレになるのではなく、通貨を刷り過ぎたので貨幣価値が落ちていると考えればわかりやすいと思います。
だから、日本は今それに直面しています。円という価値がどんどん落ちているのは、紙幣を大量に刷り続けているからです。これを止めない限りは、どんどん価値が落ちていきます。それは、インフレになってくるのです。インフレというのは物の値段が上がっているのではなく、物に対して通貨の価値が下がっているということでもあり、今起きている現象は、通貨の価値が下がっているのです。

ピクテの持つ新興国投資のプラットフォームの価値

朝倉:
「新興国ポラリス」の新興国と金の組み合わせは非常に面白いと思います。では、ピクテは新興国の投資に強みがあるのでしょうか?
萩野氏:
新興国の株、債券、あとエコノミスト、60名近いスタッフを抱えて、現地の株、現地の通貨を調査・分析しています。例えば、世界銀行で働いていたエコノミストが働いていますし、分析もしっかりして、それをベースに各国の地政学リスク、企業業績なども踏まえた上でポートフォリオ運営ができる体制です。
また、カストディを自分で持っています。カストディというのは受託銀行業務で決済を行うところですが、それが80カ国でできます。日本では、せいぜい25カ国くらいですが、決済機能をジュネーブで行っているので80カ国に投資ができます。だからポートフォリオを見ていただくと「あれ、なぜこんな国が入っているんだろう」という国にも投資していますが、それは決済能力です。
朝倉:
なるほど。決済ができなかったら当然そういった国に投資できないですからね。
萩野氏:
その決済機能と、あとは投資能力、その2つを持っているというのが当社の新興国投資の最大の魅力です。面白いのですが、ピクテのプライベートバンクでは全通貨で決済できます。全ての通貨が売買できます。
それが、ピクテがプライベートバンクとして重視されていたところです。世界各国のいろいろなニーズ、富裕層のニーズに対応するため、そういうプラットフォームを持っているということです。しかも、通貨取引は24時間できます。そういう能力があるからこそ、今回、新興国のアクティブ投資するポートフォリオを作れるということです。(※日本においてはプライベート・バンキング業務は行っておりません。)
朝倉 智也

ウエルスアドバイザー株式会社
代表取締役社長
朝倉 智也

朝倉:
あとは世界銀行とかにおられた方がアナリストとしているということで、新興国というのは、情報がすごく重要ですね。
萩野氏:
重要ですね。だから、去年ロシアがウクライナに侵攻したときに、新興国株式ファンドのポートフォリオの中にロシアの株が含まれていたのですけれども、もし仮にロシアがウクライナに侵攻したら、新興国株インデックスからロシアが外されて価値がゼロになるということが予見できたので、当社は事前に、ロシアに持っていたポジションを一気に下げました。
それができるというのがアクティブの魅力です。そこの違いをしっかり現地調査も行いながら、国の分析、リスク、政治体制、そういったものをさまざま見ながら投資するのが新興国はすごく重要な時代になってきています。一方で、ものすごく安いですし、経済成長力もありますから、そういった観点でいくと魅力のある投資対象です。
朝倉:
そういうわけですね。新興国に目を向けると中国を中心とした新興国株インデックスが全然上がっていないから、ここは厳しいなと感じ、目がいっていないと思うんです。しかし、やはりいいところはたくさんあるというところに目を付けるということです。これは個人では無理だから、御社のようなところが投資信託で機会を提供するということですよね。
萩野氏:
本当に今の水準は20年以上ぶりなんです。ですから新興国の割安のポートフォリオが大体PERで6倍くらいとして、米国の成長株が30倍以上ですから、PERの水準が5倍くらい離れているんですけれども、この5倍離れているのがITバブルのとき以来なんです。ITバブルが崩壊した後に、その後の5年間は、新興国株は4倍になりましたけれども、米国株はほぼ変わらなかったのです。それくらいの大きな開きがあるので、今、新興国にぜひ目を向けてくださいというメッセージを込めて、私主導で今回開発しました。
朝倉:
ここから先の期待収益率はどちらが高いのということから考えると、当然、今のような新興国を中心とした国であり企業である、だけど選ぶのが難しい、ということで、ピクテにお任せすればという感じですよね。
萩野氏:
安いものをそのタイミングでこつこつ投資していってほしいと思います。1回ではなく、何回かに分けて、こつこつ投資を行うことが大事です。
朝倉:
社長自ら、こつこつと言ってくれるからいいですね。こつこつ、私も大事だと思います。
萩野氏:
投資はタイミングよりも時間です。
朝倉:
先ほど5年というスパンを見ているとおっしゃっていましたので、2年は投資をする期間として考えて、そして、その後の3年の果実を享受していただくということですね。だから今始めていかなければいけないということですね。
萩野氏:
「新興国ポラリス」は、新興国に投資を行いながらダイナミックにポートフォリオを入れ替えていく、従来型の発想とは違う金を大胆に組み入れたポートフォリオです。既に先行している「ポラリス」、それに加えて今回は新興国に特化したものをご提供させていただきますが、特にポートフォリオの組み合わせとして、ぜひご活用いただけると、分散投資の一環として皆さまのポートフォリオに貢献できるだろうと期待しています。新NISAの成長投資枠の対象ファンドにもなりますので、ぜひ投資のご検討をよろしくお願いいたします。
朝倉さん×萩野氏

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【ピクテ・ゴールデン・リスクプレミアム・ファンド 愛称:ポラリス】

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【ピクテ新興国ゴールデン・リスクプレミアム・ファンド 愛称:新興国ポラリス】

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