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＜新興国ｅｙｅ＞トルコ７月総売上高指数、前月比１１．２％上昇に加速―卸・小売、建設、サービスが加速

2023/09/13 12:18

　トルコ統計局が１２日発表した７月の総売上高指数（１５年＝１００）は前月比１１．２％上昇と、前月（６月）の同６．４％上昇を上回り、２カ月連続で伸びが加速、２１年１２月（１３．７％上昇）以来の高い伸びとなった。

　前年比も７７％上昇と、前月の５４．２％上昇を上回り、６カ月ぶりに伸びが加速、１月（９４．７％上昇）以来の高い伸びとなった。

　セクター別の前月比は卸・小売業が１２．６％上昇（前月は４．６％上昇）と、最も高かった。次いで、建設業が１１．３％上昇（同３．８％上昇）、鉱工業は９．８％上昇（同１１．２％上昇）、うち製造業は９．６％上昇（同１１．２％上昇）、鉱業は１５．３％上昇（同１３．３％上昇）。サービス業は９．７％上昇（同３．８％上昇）だった。

　サービス業のうち、不動産が１４．５％上昇と、最も高い伸びとなり、次いで、専門・科学技術サービスが１２．４％上昇、運輸・倉庫が１０．５％上昇、業務支援サービスは７．９％上昇、ホテル・レストランは７．７％上昇。情報通信は６．３％上昇と、最も低い伸びとなった。

　他方、前年比は、建設業が１１６．７％上昇（前月は７６．１％上昇）と、最も高い伸びとなった。次いで、卸・小売業が８４．９％上昇（同５９．５％上昇）、サービス業は７１．６％上昇（同５６．９％上昇）、鉱工業は６２．７％上昇（同４２．５％上昇）、うち鉱業は５１．３％上昇（同３４．５％上昇）、製造業は６３．１％上昇（同４２．７％上昇）だった。

　サービス業のうち、専門・科学技術サービス業は１１２．９％上昇と、最も高い伸び。次いで業務支援サービスが１０２．２％上昇、ホテル・レストランは９８．９％上昇、情報通信は７９．８％上昇、運輸・倉庫は４８．８％上昇、不動産は４１．７％上昇だった。

　総売上高指数は鉱工業（鉱業と製造業）や建設業、卸・小売業、サービス業の売上高を指数化したもので、経済状況を示す。

＜関連銘柄＞
　上場ＭＳエマ<1681>

提供：ウエルスアドバイザー社　
（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）