掲載期間:2024年9月30日~2024年10月29日 AnyMind Group(5027)は海外で活躍する稀有なグロース上場企業として、株式市場の評価が高まっている。マーケティングやEコマース、広告収益化の支援ツールを展開しており、足元では法人クライアント向けEC支援が飛躍的な成長となっている。8月には今12月期業績計画の上方修正を発表。十河宏輔代表取締役CEO(最高経営責任者)にアジア展開、今後の見通しについて聞いた。 AnyMind Group株式会社 「当社は東南アジアで創業した経緯もあり、社内言語や制度も含め、グローバル企業として成長してきた。多国籍なマネジメントと組織形態を有しており、国籍を問わず、活躍することができるオープンな企業文化を持っている。プロダクト開発やビジネスモデルはグローバルで統一するが、セールスマーケティングやネットワークは各国にローカライズしている」 「アジアと日欧米企業のアジア内でのクロスボーダーEC、マーケティングの需要が高まっている。当社は15カ国・地域で事業基盤を有し、テクノロジーとオペレーションを両立した支援ができる独自のポジショニングが強みとなっており、例えば欧米系の企業がアジア展開を行う場合などは、当社がパートナー候補の筆頭となるケースが多い」 「具体例としては米ペプシコ社の東南アジアにおけるソーシャルコマース拡大に向けた支援で提携。また、世界ナンバーワンの口腔洗浄器ブランド『Waterpik』の米Chuch&Dwight社とは日本における独占販売代理店契約を締結した。日本企業のアジア戦略でも『ドモホルンリンクル』ブランドの再春館製薬所の香港でのEC販売支援で提携。様々な形のアジア戦略をサポートできる存在として、大手企業からの実績が積み上がっている」 「東南アジアは経済が拡大しており、ECやマーケティングなど、当社がターゲットとしている市場が高成長している。EC市場も日本国内などに比べて成長余地が非常に大きく、ソフトウエアとオペレーションを両立した当社のBPaaSサービスモデルの競争優位性も高いことから、中期的な成長余地は大きいと考えている。引き続き、テクノロジーとソリューションの提供を加速させ、またローカルネットワークの拡大を進めていく」 高い海外売上収益 法人クライアントへのアジア全域でのEC・マーケティング支援
代表取締役CEO
十河 宏輔氏東証グロース市場に上場する情報通信セクターの企業で、海外売上高が5割を超え、しっかりと利益を創出している企業は珍しい。
クライアントのグローバル展開ではEC分野のクロスボーダー案件が増加している。
アジア展開の今後の見通しを教えてほしい。
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