掲載期間:2023年10月4日~2023年12月31日
投資によって人生の可能性を広げるという考え方
- 朝倉:
- 皆さん、こんにちは。SBIグローバルアセットマネジメントの朝倉です。日頃より弊社グループの投資信託運用会社であるSBIアセットマネジメントでは、これからの投資家の皆さまの資産運用の一助となるよう、低コストかつ幅広い資産形成の投資が可能となるさまざまなファンド組成や運用に努めております。
- このたびは、ブラックロック社と共同開発したSBI・iシェアーズシリーズについて、米国投資などで著名なたぱぞうさんとお話をさせていただきたいと思います。たぱぞうさんは、YouTubeでも約23万人の登録者がいます。個人の方の資産形成に役立つ動画とかブログを発信されていますので、それ自体本当に素晴らしいなと思います。
- たぱぞう氏:
- 私たちが生きてきた時代というのは常に景気が悪くて、年収が伸びないという世の中で生きてきましたので、少しでも投資を通して人生の可能性みたいなもの、自分自身も投資をしていなかったらこんなふうにはなっていなかったと思いますので、それは先にやっていた者の責任みたいなもので、投資はいいものだよというのをちょっと広げていけたらいいなと思ってやっています。
- 朝倉:
- そうですね。でも、国内の個人金融資産2,043兆円の半分以上はまだ現預金というかたちです。たぱぞうさんが今おっしゃいましたように、失われた20年、30年のデフレの状況であれば、確かに現預金は理にかなっていましたけれども、今は41年ぶりのインフレですから、普通の生活者は、少し資産運用に目を向けてもいいのではないかと思います。
たぱぞう氏
- たぱぞう氏:
- 通貨は減価するという原理原則が本当に顕在化して、今までは対ドルでは、実はいつの間にか日本人の資産は減っている状況でしたけれども、国内も今はインフレ傾向ということで、ようやく実感を伴うインフレになってきました。これからさらに投資への熱というのは加速するのかなと思っています。
投資にETFを取り入れる意味とETFと投資信託の違い
- 朝倉:
- NISAも来年から新しくなって、一気に非課税投資額が拡大しますからね。そういった意味では投資家の方も、どうやって投資をしたらいいのかと関心を持っていると思います。
- まずは、日本の投資家は円の預金、そして、一部日本の株とか債券に投資をされている方が多いのですけれど、海外の資産に投資をすることはどう思われますか?
ウエルスアドバイザー株式会社
代表取締役社長
朝倉 智也
- たぱぞう氏:
- 私なんかは海外に投資をしていてよかったですね。やはり個別株を選んで適切な投資をするというのは難しいところがあると思うのですけれども、どこのエリアが伸びるとかというのは、割と人口動態とかで予測がしやすいですよね。
- 今は金融テクノロジーの粋であるETFとか投信がありますので、エリアで買うことができます。なんなら世界まるごととか、そういう買い方もできます。そういう金融テクノロジーの恩恵に浴さない手はないですよね。米株投資をして、私は資産が増えました。
- 朝倉:
- たぱぞうさんは、米株、ETF、投信といろいろアメリカを中心とした海外の投資について、けっこう使い分けしているのですか。
- たぱぞう氏:
- 運用額がもっと小さい頃は個別株にワンショットでドーンと投資したりしていましたけれども、コロナショックの時に、これをいつまでもやっていたら負ける可能性もあるなと思って、それからはETFを活用して、守りの投資をしています。
- 朝倉:
- なるほど。今回SBIアセットマネジメントが出させていただいたiシェアーズシリーズは10本あるのですけれども、今おっしゃったETFをくるんだ投資信託なのです。この魅力はいかがですか?
- たぱぞう氏:
- トラッキング(基準価額と市場価格のかい離)の精度とかをあまり気にせずに私たち、エンドのユーザーが買えるので、安心感はあります。
- 朝倉:
- たぱぞうさんみたいに慣れている方であるとETFもタイミングをみてということですけれども、なかなか慣れていない人は分配金の再投資やETFの税金なんかも調整しなければいけないなどがあり、一般の方にとっては投資信託もいいのではないかと思います。
- たぱぞう氏:
- そうですね、やはりかつての私みたいに安いからドーンと買って、ちょっと高くなったからバーンって売ってというのは、あまりお薦めしにくいですね。
- 朝倉:
- プロの方とか、慣れている方ならそれで十分ですけれどもね。これから投資を始める、あるいは現預金しかやったことのない人が投資をする、あるいは新しくNISAを開設する方にとっては、まずは投資信託から1万円ずつ。あるいはSBI証券ですと100円からできたりしますので投信の活用を考えていただきたいですね。
- たぱぞう氏:
- そうですね。投信は小ロットから始められるというのが強みですね。
- 朝倉:
- 例えば、個人の方も今は投資信託の売れ行きは米株とかが中心です。
- たぱぞう氏:
- 時代は変わりました。私もそうですけれども、2010年前後リーマンショックのうねりとかを取りつつ十数年やったらFIREしたとかという例がまったく珍しくなくなりましたので、そういう成功例を見ると、海外へのアクセスというのはやっぱり考えたくなりますね。
- 朝倉:
- あとは、やはり若い頃から早めに始められた方がいいという感じですか。
- たぱぞう氏:
- そうですね、期間の利益を取ることができますので、なるべくその期間を長く取るということは大事です。
- 朝倉:
- 米株を持っている方が一般の人も多いのですが、一方ではポートフォリオとかアセットアロケーションとか、よく言うじゃないですか。株だけじゃなくて、違った資産クラスを保有するという考え方はいかがですか?
- たぱぞう氏:
- そうですね、伝統的なポートフォリオとかで、株6割、債券4割とかいわれていますけれども、それも去年の債券安でちょっと怪しくなったところもあって、バチっとしたものがないので、自分で考えて答えを出さなくてはいけないというのが、逆に面白いなと思います。
- 朝倉:
- さっきおっしゃったのは、まさに言い得て妙だと思うのですけれども、「バチっとしたものがない」のですね。6:4とか7:3とか、それにこだわる必要はないということですよね。
- たぱぞう氏:
- そうですね。レイ・ダリオさんが提唱した株式の他に中期国債や長期国債、金やコモディティを組み入れたオールウエザーポートフォリオみたいなものが、しばらくもてはやされた時期がありましたけれど、債券安でそれも最近言われなくなってしまいました。逆に、フレキシブルな発想でいろいろ試して、自分に合うものを見つけられるといいのかなと思います。答えがないのがいいですよね。
- 朝倉:
- そうですね。それも早く始めることは大事ですよね。マーケットは変動しますから。
- たぱぞう氏:
- 若いときは給与所得で多少の損は補えますので、若いうちに経験を得ていくというのはとても大事だと思います。
金に投資する価値とインド株の魅力
- 朝倉:
- SBIアセットマネジメントでいろいろな商品をラインアップして、株式、債券、REIT、金とか、個別のインド株とか、いろいろ設定をしてきています。iシェアーズはどちらかというと債券が多いのですが、金も出しています。金への投資はどう思いますか?
- たぱぞう氏:
- 私は今までは、金はインフレに多少キャッチアップする性格で、金そのものの価値は不変なのかなと思っていたのですけれども、ちょっと考え方を改めまして、金投資は今年からちょっとしています。いいですよね。気持ちも上がりますし。
- 朝倉:
- 気持ちも上がりますよね。われわれも金を含んだETFを安いコストで提供したいという感じです。ただ、たぱぞうさんがおっしゃるように、私も大きな資産ではなくてもいいので金を持つことは意義があると思います。金は、株と債券と時には違った動きもするし、あるいは対通貨とか、ドルの信認もちょっと怪しくなってきたとすると金が上がったりします。そういう考えもあってもいいのではないかと思います。
- たぱぞう氏:
- そうですね。私がベトナムに住んでいた頃、町中に金屋さんがあって、中国もそうですけれども、大陸で政権交代とかが非常に多かった時代を経ている民族というのは、けっこう金に対しての信認が深いのですよね。換金性も高いです。
- 朝倉:
- 金に投資するファンドは、為替ヘッジあり、なしがあるので、両方ある意味プラスアルファの要素があると思います。両方組み合わせてもいいと思います。金が高いとき、金とドルは違った動きをするので、金が高いときはドルが安く円高になってしまうので、だったら、ヘッジありの方がいいとかいろいろあると思います。
たぱぞう氏
- たぱぞうさんはよくお分かりのように、為替をヘッジするコストが運用会社としてかけているので、それのコストがかかっているのですけれども、ただ、ドルが失墜をして円高という可能性もありますので、ヘッジありの価値もあると考えます。
- たぱぞう氏:
- ヘッジコストもちょっと最近気になるところではありますね。
- 朝倉:
- おっしゃる通り、高いですね。
- たぱぞう氏:
- 債券がものすごく安いのは分かっているけれども、なかなか債券はヘッジコストとの関係でちょっと踏み切れないというのがありますね。
- 朝倉:
- これから成長著しいのはアジアを中心とした新興国で、中国がインドに人口が抜かれて、GDP成長率でもインドは注目されています。9月22日にインド株のETFを組み入れた低コストの投信を出すのですけれど、インドはどう思われますか?
- たぱぞう氏:
- インドは、私はブログでもずっといいよということは書いてきたのです。でも、なかなかETFとか投信とかの商品が少なく、信託報酬も1%を悠々超えてしまうようなものが多かったのです。この商品を見て、びっくりしました。シンプルにSENSEX連動というのがすごい訴求力を持つのではないかなと思います。
- 私は10年くらい前にインド株のADRをよくいじっていたのですけれど、やっぱり個別なので、どうしても変数が大きめで価格変動も大きかったのですけれど、SENSEXが日本で買えるというのは画期的だと思います。
- 朝倉:
- そうなのです。今まではNiftyとかMSCIインドとかのINDEXで連動するインド株がありましたけれども、今回のSENSEXは初めてじゃないでしょうか。
- たぱぞう氏:
- そうですよね。こうしてなんかいろいろな国にアクセスできるというのは、時代は変わったなと思います。
新NISAで心地よい生活を手に入れる方法
- 朝倉:
- 来年から新しいNISAも始まるし、41年ぶりのインフレですし、円安は32年ぶりだし、日本の投資家も投資しなければいけないよというマインドになってきましたけれど、一般の投資家に対してはどんな運用をしてもらいたいですか。
- たぱぞう氏:
- 私は専門家でもなんでもなくて、ただの株好きのおっさんのなれの果てですけど。夢を描きにくい時代というのもあるのかなと思うのです。もちろん会社で一生懸命働いて、社会的に評価されてという部分はあるのですけれども、誰もが誰もがそういうところで自己表現できるわけでもないので。
- 投資というのはすごく平等で、成績がそのまま数字で返ってきますから、この世界に入らない手はないと思うのです。そんなやんちゃな思いは持たなくても、自分の人生を守ることになりますので、金融庁が新しいNISAというかたちで状況を整備してくれていますので、それを活用して投資の一歩を踏み出すというのは大事だと思うのです。
ウエルスアドバイザー株式会社
代表取締役社長
朝倉 智也
- 朝倉:
- 投資経験も長いと思いますけれども、去年非常に厳しい相場だったじゃないですか。さっきおっしゃいましたように、株も債券も。私も調べたら、米国の株と債券が10%以上両方下がったというのは、過去一度もないのです。
- 2022年というのは最も厳しい年であったということですけれども、そういう年に運用している方というのは、「あー、どうしようかな」と思う投資家もいると思うのですけれども、そういうときはどういうマインドにすればいいですか。
- たぱぞう氏:
- 今の状況でいうと、上がり方を見ているとやはり金利がどうこうとか、経済指標がどうこうというので、割とセンシティブな動きをするので、上がってはいるのですけれど、あまり質のいい上がり方ではないなと思って見ています。
- でもじゃあずっと見ていようかというと機会損失になってしまいますので、時間的な分散を、例えば5年とかして、ゆっくり、ゆっくり積み立てから始めて、ゆっくり、ゆっくりポートフォリオを作っていく時期なのかなと思うのです。去年とかだと、ちょっと加速させて積立額を増やすというのもあったと思うのですけれども。
- 朝倉:
- 私も同じ考えで、ずっと長期・積立・分散という話をさせていただいて、中でも一般の方はおっしゃるようにずっと毎日相場を見ていられないので、ですから少しずつ時間分散をして、給与引き落としで投資をしていただくのが一番いいかなと思います。
- たぱぞう氏:
- そうすると、経験も蓄積されます。何もしないと何も得られない。経験も得られないというふうになりますので、若い方は来年からの新しいNISAを活用して投資をされるといいですよね。そういう意味では、このインドのインド株式インデックスファンドは新しいNISAは入るのですか?
- 朝倉:
- 成長投資枠で入ります。成長投資枠でも当然、時間分散で投資ができますので、成長投資枠でも積立投資で少しずつやっていくということですかね。
- たぱぞう氏:
- 今ご覧いただいている方はぜひSENSEXのチャートを長期で見ていただきたいですよね。やっぱり投資するときには、特にインデックス投資をするときには、右肩上がりの指数に投資をしないと意味がありません。
- インド株、SENSEXはすごくきれいに右肩上がりになっているので、もちろん法整備とかは、ちょっと未熟なところがありますけれども、いい選択肢がわれわれ投資家には増えたと思います。
- 朝倉:
- そうですね。日本は本当に高度経済成長の時代は終わりましたからね。出生率もどんどん下がって、日本も人口が減っていくという厳しい環境の中では、やっぱり夢を持って投資もしていくべきだと思いますね。
- たぱぞう氏:
- おっしゃる通りだと思います。今はまだ世界的に見て日本は割とお金がある国なので、お金があるうちに海外資産を投資して買っていくというのは大事だと思います。けっこう旧宗主国なんかもいまだに開発途上国内に、本国に収益を環流させる仕組みとかを持っているので、それを個人レベルで持っておくというのは大事だと思うのです。
- 海外資産を十分持っておいて、海外資産の上がりで日本で暮らすと、その価格差で心地よい過ごし方ができるのかなと思います。
- 朝倉:
- ぜひ多くの方が投資によって心地よい生活を手に入れていただきたいと思います。
SBI iシェアーズシリーズとは?

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